|NEW BALANCE ニューバランス|とは、ウィリアム・J・ライリーが創業したフットウェアブランド。

Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズやラルフローレンからも愛されたブランド。
多くの人から愛される理由はどこから生まれるか?が分からない人も多いのではないでしょうか。

深い歴史から、人気シリーズまで徹底解説をします。

INDEX

|NEW BALANCE|
歴史

「雲の上を歩くよう」
矯正靴からスタートしたシューズブランドの歴史

創業者ウィリアム・J・ライリーは、矯正靴を作るメーカーとして開業した。

そんな医学的な会社が世界的なフットウェアブランドとなったか?歴史を紐解きます。

ニワトリの「新しい感覚」

|NEW BALANCE|はアメリカのボストンで誕生する。

イギリス(アイルランド)からの移民であるウィリアム・J・ライリーは、3つのかぎ爪でバランス良く立つ庭のニワトリを見て「このバランスを人間にも適用できないか?」と考えるようになる。

ライリーは、そのアイデアを靴のインソールに落とし込む。

三角形をした3点のサポート設計により、優れたバランスをもたらす、「アーチサポートインソール」として製品化する。

その後、これらの技術を基に、扁平足やハイアーチなどの足の悩みを解決する矯正靴の製造を開始し、会社を設立する。

その名も「ニューバランス・アーチ」。アーチサポートをする会社としてのスタートだった。

そして、ニワトリからヒントを得て、人間に「新しい感覚(NEW BALANCE)」を届ける為に、靴作りをスタートした。

ライリーは、1927年にアーサー・ホールという優秀な委託販売者を雇い、ビジネスは大きく発展する。

1938年には、ランニングシューズのオーダーメイドを製作する事となる。

ランニングシューズにより発展

矯正靴を作っていたが、1960年代にはカスタムメイドのランニングシューズ製造を開始する。

しかし、まだ1日に36足しか作る事が出来ない町の靴工場だった。
そんな会社に目を付けたのが、現在の会長であるジェームス・S・デービスである。

セールスマーケティングを身につけた後に、独立を決意し|NEW BALANCE|に出会う。

ジェームスが買収して以降、会社は急成長を遂げます。
前足部分の屈曲性を妨げない「インステップ・レーシング」を採用した「320」を履いたランナーが1975年のニューヨークシティマラソンで優勝し、アメリカ中に知れ渡るブランドとなる。

 
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ジョブズが愛したブランド

Appleの創業者スティーブ・ジョブズと言えば、
・|ISSEY MIYAKE|のタートルネック
|Levi’s|の501
・|New Balance|の991、992

ジェームスに「シンプルなレザーシューズ以外のものを履きたい」と自身が思い描くスニーカーのスケッチを添えた手紙を送り、それが990番台のベースとなったという。

|NEW BALANCE|
年表

矯正靴メーカーから
世界的フットウェアブランドになるまでの軌跡

'1906

|NEW BALANCE|
スタート

扁平足等の足に不自由を抱える人に向けた、
アーチサポートインソールや矯正靴を作るメーカーとして開業する。

'1960

「ウィズサイジング」
採用

足長だけでなく、足囲でも選ぶことができる靴を世界初発売。
以降サイズ選択の基本となる。

'1972

ジェームス・S・デービスが
買収

足に負担の少ない自然な形状「インステップレーシング」を確立。
ジェームス・S・デービスが自ら走ることで開発に従事した。
それから、現在のニューバランス社の体制を築く。

'1982

「990」
発売

1978年から研究開発を始め、当時では高価な100ドルで販売。
Appleの創業者スティーブ・ジョブズがジェームスに
「シンプルなレザーシューズ以外のものを履きたい」
と自身が思い描くスニーカーのスケッチを添えた手紙を送り、
それが990番台のベースとなったという。

'1985

「1300」
発売

世界初のENCAPを搭載し、クッション性と安定性を両立させたモデル。
ラルフローレンが「雲の上を歩いている様だ」と絶賛し、
スニーカーのロールスロイスと呼ばれた。

'1988

「576」
発売

C-CAPとENCAPを組み合わせたソールユニットと、
グリップ性の高いアウトソールを使用。

'2013

|NB Numelic|
スタート

2013年から始動し、2015年に本格的に展開がスタート。
パフォーマンス・テクノロジーを融合して展開する、
スケーターに向けた本格的なスケートライン。

'2016

|NB HANZO|
スタート

日本とアメリカの共同開発で生まれたランニングライン。
名前の由来は、米チームで開発されたシューズのコンセプトに
“SILENT HUNTER”というものがあり、それを日本風に表現したもの。

|NEW BALANCE|
アイテム

「雲の上を歩くよう」
矯正靴からスタートした至高の履き心地のアイテムたち

矯正靴を作るメーカーとしてスタートし、ランニングシューズを作るようになる。
その為、他のブランドよりも履き心地には絶対的な自信がある。

そのモデルを紹介する。

576

参考価格    ¥28,600-

人 気
3/5

1988年に発売した500番台モデル。500番台は、オフロード(舗装されてない道路)を走るために生まれたモデル。
576にはUSAモデルとUKモデルが存在。
機械を使ったオート製造で作られるアジア製モデルと異なり、USAやUK製は職人によるハンドメイド。
靴の中のステッチも含め、細かい部分までしっかりと作り込まれている。
また、576の廉価版として574がある。

990

参考価格    ¥30,800-

人 気
3.5/5

1982年に発売した900番台の初代モデル。
900番台は、オンロード(いわば舗装された街)を走るために生まれたモデル。
ランニングシューズの代表作である「990」シリーズは全てアメリカ製。「On a scale of 1000 this shoe is a 990(1000点中990点を達成した)」という意味から990というモデル名が名づけられた。

1300

参考価格    ¥33,000-

人 気
4.5/5

1985年に発売した1000番台の初代モデル。
1000番台は、時代ごとの最新技術・機能が注がれたモデルとなっていて、フラッグシップモデル。衝撃を吸収してくれるENCAPをソールに搭載することで、高い安定性とクッション性を実現。過去に1995年、2000年、2005年、2010年、2015年、2020年と5年に1回のペースでリリースされており、どれも即完売した。

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