
|Barbour バブワー|とは、ジョン・バブアーが創業し、英国王室御用達のアウトドアウェアを作るブランド。
3つ全てのロイヤル・ワラントを掲げる英国でも数少ないブランド。
臭いもあって、メンテナンスが必要だがなぜ大人の男は羽織るのか?が分からない人も多いのではないでしょうか?
歴史から、人気アイテムまで徹底解説をします。
|Barbour|
歴史
イギリス皇室御用達
大人が羽織る渋いブランドの歴史
肌寒くなってくると、「渋い大人が|Barbour|を羽織る」。
そんな姿に誰もが憧れたことがあるはず。
しかし、なぜあんなにも憧れてしまうのか?歴史を紐解きます。
|DAKS|
1894年にシメオン・シンプソンが16歳で創業。
世界で初めてテイラーどの機械化に成功し、
品質の高い既成服を生産することに成功。
「シンプソンスーツ」と呼ばれるほど評価される。
|Ede & Ravenscroft|
1889年創業、ロンドンでも最も古い歴史を持つテーラーのひとつ。
1902年にジョセフ・イードの時代に法廷用カツラ職人のレーベンスクロフトと合弁して今の名前に。
|Gieves & Hawkes|
1771年創業帽子ブランド|HAWKES|と、
1785年創業海軍テーラー|GIEVES|が合併し、
1975年に出来たテーラーブランド。
|Kinloch Anderson|
1868年創業のキルト、タータン、ハイランドドレス等の、
スコットランド伝統衣装ブランド。
3冠を授かったブランドを紹介したが、それ以外でも、|BURBERRY|や|JOHN SMEDLEY|など有名なブランドがロイヤル・ワラントを授かっている。
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|Barbour|
年表
イギリス皇室御用達
大人が羽織る渋いブランドの軌跡
'1894
「J Barbour & Sons」
創業
創業の地サウス・シールズは、多くの漁師や港湾労働者が集まる町。
北海の不順な天候の下で働く港の労働者へ向けて、
ワックスドクロスを用いた外套を販売していた。
'1910
「HAYDON JACKET」
発売
初期モデルとして「HAYDON JACKET」を発売。
用途が広くどんな天候にも耐えれるように設計されたジャケット。
'1936
「INTERNATIONAL JACKET」
発売
ジョンの孫にあたるダンカン・バブアーは熱狂的なモーターサイクリスト。
マン島での6日間耐久レース(International 6 Days Trial)を好んでおり、
過酷な環境下でも身を守れるウェアが求められ開発。
'1964
スティーブ・マックイーン
「INTERNATIONAL JACKET」着用
1950-70年代はライダーの7割が着用したと言われ、
東ドイツで行われたISDTで、俳優のスティーブ・マックイーンが着用。
'1980
「BEDALE」
発売
5代目のマーガレット・バブアーは、
フランスで出会った乗馬用のジャケットから着想を得て開発。
|Barbour|の定番となる。
'1983
「BEAUFORT」
発売
「BEDALE」に狩猟用に獲物を保管するゲームポケットを装備。
'1987
ロイヤル・ワラント
制覇
1974年に英国王の夫であるエジンバラ公から1つ目のロイヤル・ワラント、
1982年に英国王であるエリザベス女王から2つ目のロイヤル・ワラント。
1987年にチャールズ皇太子からロイヤル・ワラントを授かり、
3つ全てのロイヤル・ワラントを授かる事となる。
|Barbour|
アイテム
「生産と創造のアトリエ」
謎の有名ブランドのアイテムたち
|Barbour|から醸しでている「ラギット(無骨)」さ。
ブランドの歴史が背景にあることはもちろんだが、アイテム自体の背景にもそれが表れている。
ひとつずつ紹介します。
インターナショナル ジャケット | INTERNATIONAL JACKET
参考価格 ¥66,000-
1936年に開発されたISDT(International 6 Days Trial)用ジャケット。
創業者ジョンの孫であるダンカン・バブアーは熱狂的なモーターサイクリストで、マン島での6日間耐久レース「ISDT(International 6 Days Trial)」を好んでいた。
どんな悪路でも壊れず走れるタフなエンジンと、過酷な環境下でも身を守れるウェアが求められ開発した。
1950-70年代の全盛期には、ライダーの7割がこのジャケットを着用したと言われ、モーターサイクルジャケットの代名詞として人気を博します。冷戦期の1964年に東ドイツで行われたISDTで、俳優スティーブ・マックイーンがアメリカ代表として、「インターナショナル ジャケット」を着用し、出場したのは今でも伝説。
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