と言っても、丁寧に解説されるのもノーセンキュー。
とりあえず、「何が良くて、何がダメなのさ」と要点だけ押さえたい人も居ると思いますので、簡単に解説します。一言で言うと、ダメなシャツの着こなしはTPOに合ってない事。
抑えておきたいのは「ドレス」「カジュアル」の見極め。
ドレスとは「正装」と言う意味で、フォーマルな場所(冠婚葬祭やオフィス)で着るシャツはドレスシャツ。
それ以外で着るシャツであれば、カジュアルシャツと考えてもらって良いと思います。
それでは、見極めする為の2つを解説します。
見極め方法その1「起源」
簡単に言いますと、ヨーロッパで作られた「ドレス」文化を、アメリカが機能を追求し「カジュアル」化していきました。
その為、ドレス=ヨーロッパ起源の洋服。カジュアル=ヨーロッパ起源以外(アメリカ中心)の洋服。という事が多いです。
フォーマルな場所であればヨーロッパ起源の洋服を着用しておけば間違い無いでしょう。
見極め方法その2「裾」
裾をボトムに入れる(タックイン)用に作られているシャツと、裾をボトムから出す(タックアウト)用に作られたシャツがあります。
基本的に、タックイン用に作られているシャツは「ドレス」。タックアウト用に作られているシャツは「カジュアル」。
それでは、タックイン用とタックアウト用の違いは、「長さ」と「ディテール」で判断出来ます。
「長さ」
タックイン用のシャツは、タックアウトしないように着丈が長めに作られています。
基本的には、着用した時にお尻の大部分が隠れてしまうものはタックイン用のシャツとして考えた方が良いでしょう。
ヨーロッパでは、ドレスシャツ=下着として扱われてます。そもそも、昔はボトムがなかったので、ドレスシャツはボトムとしての役割を持っていました。今より裾が長く、膝まで覆う丈があり、その後ボトムの中に入れ込み着用していた。ドレスシャツの丈がボトムの中に入れる長さで作られているのは、当時の名残りと言われてます。
「ディテール」
裾の形を見れば、タックアウト用のシャツを見分ける事が出来ます。
大きくはラウンドカット、ボックス(スクエア)カットの二つがあります。
ボックスカットであれば、タックアウト用ですので、カジュアルに着るようにしましょう。
厳格にドレス・カジュアルの見極めをしようとすると、
①シャツの種類×②素材の種類×③襟型のデザイン
を考えないといけません。
また、昔に比べてTPOに対して緩くなっているのも事実。オンオフで使えるアイテムにする為に、①②③のドレス 度とカジュアル度を調整してバランスを取る事も重要です。ひとつひとつ解説していきます。