|GORE-TEX ゴアテックス|とは、ビルとヴィーヴのゴア夫婦が創業した生地ブランド。

「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®」
という品質保証を行なっている数少ないブランド。

そもそも「GORE-TEX」ってなに?なぜ生地の企業が保証しているのか?が分からない人も多いのではないでしょうか。

深い歴史から、種類から年代の見極め方法まで徹底解説をします。

INDEX

|GORE-TEX|
歴史

「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®︎」
乾燥を保証する生地企業の歴史

|GORE-TEX|の歴史は、ゴア家がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)というポリマーの可能性を信じた歴史である。

ポリテトラフルオロエチレンとはなんなのか?|GORE -TEX|がどうしてこんなに多くの生地に使われるようになったのか?歴史を紐解きます。

さまざまな製品に使われるGORE-TEX

近年、|GORE-TEX|の進化により、さまざまな製品に使用されるようになる。

|GORE-TEX|
年表

「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®︎」
乾燥を保証する生地企業の軌跡

'1958

「W. L. Gore & Associates」
創業

ビルとヴィーヴのゴア夫婦が「W. L. Gore & Associates」を創業。
ビルはまだ開発されていなかったPTFEというポリマーの可能性を信じ、
当時勤めていたデュポン社を退職。
その研究開発を行うため自宅の地下にて創業。

'1969

ePTFE
誕生

ある条件下で PTFE を急速に延伸させたことがきっかけとなり、
息子のボブが延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン(ePTFE)を発見。
低吸水性などの素晴らしい特性を兼ね備えた微孔性材料を発明。
1970年に特許取得。

'1976

|GORE-TEX|
製品化

縫い目部分の補強をするテープとして導入される。
今でも|GORE-TEX|の商品には使われている。

'1979

GORE-SEAM®
導入

縫い目部分の補強をするテープとして導入される。
今でも|GORE-TEX|の商品には使われている。

'1989

GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®
保証制度導入

「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®」プロミスの導入を開始し、
|GORE-TEX|プロダクトの信頼性を向上させた。

'1998

GORE-TEX PACLITE®
発売

ジャケットの軽量化と、収納を可能にする薄くて軽い素材を開発。

'2003

GORE-TEX XCR®︎
発売

防水性、透湿性、防風性に優れた GORE-TEX XCR®を発売。
2010年代前半に統合され、終了する。

'2006

GORE-TEX PRO
発売

上級アウトドア愛好家の為に、堅牢性と防風性が高い素材を発売。

'2018

GORE-TEX INFINIUM™
発売

防水性より快適性が優先される多様なシーンに適した素材を発売。
GORE-TEX WINDSTOPPER®︎が統合され、終了する。

|GORE-TEX|
種類

石から作られる防水性と透湿性が高い素材
ゴア家が信じて作り上げたアイテムたち

|GORE-TEX|の種類は、大きく4つのプロダクトクラスに分類される。

・GORE-TEX ガーメント
「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、GORE社の検査により防水性が保証されている。
最も多くの製品に採用されているプロダクトクラス。

・GORE-TEX Pro ガーメント
GORE-TEXガーメントと同様「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、さらに堅牢性・防風性が高いプロダクト。
2020 年の秋から、「GORE-TEX PRO NEW」のタグが付いている。

・GORE-TEX PALITEガーメント
GORE-TEXガーメントと同様「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、さらに軽さと持ち運びやすいプロダクト。

・GORE-TEX INFINUM™ プロダクト
「COMFORT AND PERFORMANCE」がコンセプトの防水性よりも快適性とパフォーマンスを優先した製品。

GORE-TEX|ゴアテックス

価格帯
3.5/5

「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、GORE社の検査により防水性が保証されている。
全体的に水準以上の防風性・透湿性も持っており、最も汎用性が高く、アウトドアからタウンユースまで最も多くの製品に採用されているプロダクト。

GORE-TEX PRO|ゴアテックスプロ

価格帯
4/5

2006年から発売している製品。
GORE-TEXガーメントと同様「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、さらに堅牢性・防風性を高めたプロダクト。
2020 年から、進化した 3 種のテクノロジーを適所に組み合わせて最適化することで、最終用途のパフォーマンスを最高レベルまで引き上げた。2020年から「GORE-TEX PRO NEW」のタグが付いている。

GORE-TEX PACLITE®︎|
ゴアテックスパックライト

価格帯
3.5/5

1998年から発売している製品。
軽さと持ち運びのしやすさを可能にした2層GORE-TEX ファブリクス。
2019年にはGORE-TEX PACLITE® PLUSが発売。

GORE-TEXガーメントと同様「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY™」 プロミスが適用されており、さらに軽さと持ち運びやすいプロダクト。

GORE-TEX INFINIUM™ |
ゴアテックスインフィニアム

価格帯
3/5

2019年から発売している製品。
ゴアテックスメンブレンを使用しているが、強度や透湿、耐水のテストを行なっていない製品に使われる。「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®」プロミスは対象外。
「COMFORT AND PERFORMANCE」と記載されているように、防水性よりも快適性とパフォーマンスを優先した製品。まるでレザー素材のようにしなやかな風合いと内側の起毛により、薄手で温かみがありつつも軽量な素材のものもある。

GORE WINDSTOPPER®︎|
ゴアウィンドストッパー

価格帯
3/5

2010年代前半から発売された製品。
ゴアテックスメンブレンを使用しているが、強度や透湿、耐水のテストを行なっていない製品に使われる。「GUARANTEED TO KEEP YOU DRY®」プロミスは対象外。その為、GORE-SEAM®テープが使われていない等、防水性以外の部分は通常の製品とほぼ同じ。



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