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|Carhartt カーハート|とは、ハミルトン・カーハートが創業したアメリカ発祥のワークウェアブランド。
コンセプトは、「耐久性、品質、フィット感、着心地の良さ」。
60年代までタグに労働組合に賛同する意味の「UNION MADE」と記載されていたり、まさに労働者の為に生まれたブランド。
歴史が深いブランドではあるものの、近年人気が急上昇したブランド。
なぜ急に人気が出てきたのか?
が分からない人も多いのではないでしょうか。
深い歴史から、ロゴ・人気アイテムや年代の見極め方法まで徹底解説をします。
「UNION MADE」
労働者の為のブランドの歴史
創業者ハミルトン・カーハートは最初から労働者の為にワークウェアを作っていたわけでは無いのだ。
それではなぜ、「UNION MADE」とまで記載し労働者に賛同したブランドとなったのか?
そして、なぜ今日本で人気が高いブランドとなったのか?
歴史を紐解きます。
「労働者の為に」から始まり、
ストリートで支持されるカジュアルブランドになるまでの軌跡
'1884
1882年、ハミルトン・カーハートが衣料品の卸売業をスタート。
その2年後に、「ハミルトン・カーハート&カンパニー」を設立。
米国ミシガン州デトロイトで家具や手袋の卸業会社としてスタート。
'1889
デトロイトは1830年代から輸送、造船、製造業が年々成長を遂げており、
デトロイトの労働者に向けたワークウェアを製造することを決意。
'1910
事業を拡大し、8つの縫製工場と2つの紡績工場を抱えるまでに成長。
通称「ハートマーク」と呼ばれるロゴを使用していた。
'1923
ライトアウターの定番品カバーオールは|Carhartt|が生みの親。
このカバーオールは鉄道員用に作り始めた事によって誕生。
1925年には、オーバーオール、シャツ、パンツ、シューズ、
ハンティングウェアなど、様々なワークウェアを製造するようになる。
'1966
現在もお馴染みのロゴが誕生する。
豊かさを表すシンボル「コーヌコピア(豊穣の角)」と呼ばれる、
ギリシャ神話に登場するゼウスに乳を与えたヤギの角がモチーフ。
'1990年代
Run-D.M.C.を始めとした、HIP HOPアーティストに受け入れられ、
それを真似する一般人もストリートで着用。
ストリートでの地位も確立する。
'1997
ヨーロッパ発のカジュアル・ウェア・ライン。
歴史と伝統あるワーク・ウェアをルーツとし、
アーバン・ライフスタイルにフィットするブランドへと変化。
'2009
日本では|Edwin|が製品の生産を手掛けていたが、
|Carhartt WIP|が日本代理店になる。
2014年春夏からは正式にブランド名を|Carhartt WIP|に改名。
「UNION MADE」
労働者の制服達
胸タグを中心に
|Carhartt|の歴史を判別する方法
ヴィンテージの|Carhartt|の中では人気が高いハートタグ。その中でも初期に使われていた単色タグで、後に2色になる。
労働組合に賛同する意味の「UNION MADE」と記載されていたり、労働者の為のブランドを標榜していた証にもなっている。
1940年代頃から1950年代頃になると、「赤」と「青」でデザインされた「2色タグ」が使用されるようになる。
単色タグに比べ、出回っている量が多いが、後の「RNタグ」との見極めが必要。
同じ時期にコットン生地にプリントされている「プリントタグ」も出ている。
1959年から、「Registered Number」の略である「RN」と企業の番号である「14806」が表記されるようになる。
このレジスターナンバーとは、「FTC(Federal Trade Commission) 」に毛織物と毛皮の対象となる製品をアメリカで製造や輸入・販売を行う会社に対して発行される番号の事。
1959年から「13670」から順次発行されたようなので、1959年以降からRN表記がされているタグとなっている。
|Carhartt|は1960年代初頭に|HEADLIGHT|と|FINCK’S|を買収します。
それにより、このわずかな期間のみ「トリプルネームタグ」という3ブランドが記載されたタグが発売されます。
画像は刺繍タグですが、プリントタグも存在しています。
おそらく、「トリプルネームタグ」と同じ時期に製作されていた「Cマークタグ」。
「デカCタグ」など色々な名前で呼ばれている。
画像の白地に赤刺繍以外にも、黒地に金刺繍のものも出回っている。
1966年に今でも使用されるお馴染みのデザインに変更される。
豊かさを表すシンボル「コーヌコピア(豊穣の角)」と呼ばれる、ギリシャ神話に登場するゼウスに乳を与えたヤギの角がモチーフ。
プリントで表記されていればこの種類で、細かくは
・「ロゴとブランド名のみ」
・「サイズ表記(上の画像)」
・「MACHINE WASHABLE NO BLEACH」
の3種類が存在する。
現行と同じタグで、ナイロン生地で刺繍されている定番のタグ。
刺繍タグの中にも1980年後半のモデルもある為、以下のタグ2点を紹介する。
1889年創業の|Carhartt|が1989年に100周年を迎える。
それを記念して作られたのが「100周年記念タグ」。
ボタンも100周年仕様のものが使われるなどディテールにもこだわっている。
刺繍タグの中にも、サブタグ(内タグ)に星形マークが記載されている商品が存在する。
この星形マークの外側には「CRAFTED WITH PRIDE IN USA」と記載されている。
「CRAFTED WITH PRIDE IN USA」とは、1980年代前半にアメリカの衣類関連の貿易赤字が急速していたことに危機感を覚え、アメリカで生産した衣類の販売を強化するために1984年に作られた団体のこと。
この団体は現在も存在しますが、1990年代以降からほとんどの米国ブランドの製造は海外へ移行し、|Carhartt|を含む古着衣料のほとんどは1984年から1990年初頭に使われていたマークである。
「UNION MADE」
労働者の為からストリートへ
ヨーロッパ発のカジュアル・ウェア・ラインとして1997年にスタート。
ワークブランドとして世界的に確固たる地位を築いているUSカーハートを違った視点からとらえ、スタイリッシュなウェアとして構築し直したヨーロッパライン 。
2009年からはwork in progress (WIP)が新たなディストリビューターとなり、日本でもCarhartt JAPANを発足して新たな展開を開始。
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